\[ v = \frac{mg}{K}(1 - e ^{-\frac{m}{K}t}) \]



研究の経緯

実験中の著者
実験中の著者
私が重力を用いた発電(蓄電)の研究を始めたのは、今から5年前からでした。初めは、手回しライトに重りを下げて発電機を回転させると、豆電球が点くか という単純な動機からでした。そのとき、1kgの重りで0.5W程度の出力が得られることに感動しました。その後、電気ドリルのモーターや電動自転車の電動機部分を取り出し、それを発電機として使用して同時に重量を増やしていくと、着実に出力は増加していきました。現在、実験ノートは3冊目になっていますが、過去のデータのすべてをそれらに記録してあります。

私は長い間、理論の道を歩んできましたが、実験の面白さやその大切さを痛感させられました。理論で予想された値が、実験によって得られる測定値とかけ離れた場合、その理由を解明することが大事です。もし理論に欠陥があればそれは修正しなければなりません。現象を正しく記述することは容易なことではないのです。理屈だけでは説得力がありません。また、科学的根拠のない実験も意味がありません。理論と実験は一体化して、科学技術が進歩していくものと考えています。重力発電に興味のある方は、実際に装置を組み立てて実験をしてみて下さい。よい結果が出たらご一報ください。

この研究が地球環境を守るために、また将来のエネルギー事情を考える上で、少しでも役に立つことを願っています。この実験に当たっては、近所の皆様に騒音などのご迷惑をかけてきたことを申しわけなく思っています。今後ともご協力をお願い致します。

本研究にあたっては、以下の資料を参考にしました。

1. 伊藤 秀一「常微分方程式と解析力学」、共立出版
2. 吉川 榮和 他「発電工学」、電気学会
3. 葉玉 泉「発電機ガイドブック」、パワー社

実験記録ノート