武笠 敏夫(むかさ としお)
1941年 東京に生まれる。都立蔵前工業高等学校(電気科)、早稲田大学理工学部(数学科)、同大学院(応用物理学科)修士課程修了。
2006年 日本大学文理学部教授を退職。 専門は、偏微分方程式論、応用解析学、数理物理学。
2013年 重力再生エネルギー研究所を設立。
趣味は、機械いじり、自然観察、散歩など。 松戸市在住。
私は子供の頃から機械いじりが好きで、よく短波ラジオや無線機などを組み立てていました。そのうち、なぜ空中を電波が伝わるのかとか、太陽が発光している理由などに興味が移り、物事には理屈があるということに気付きました。
その後、実際に数学や物理学を学んでみると、それらの理論には長い歴史があり、現代の科学の基礎が多くの人々によって築かれてきたことを知りました。あらゆる現象の裏には、それらを支配する法則なり理由があって、それを見抜くことが大切です。
最近、私は再び昔の時代に戻って、実験装置を手作りすることを楽しんでいます。今まで蓄えた知識と技能は、それを設計する際に役立てています。
私は長い間、理論の道を歩んできましたが、実験の面白さやその大切さを痛感させられました。理論で予想された値が、実験によって得られる測定値とかけ離れた場合、その理由を解明することが大事です。もし理論に欠陥があればそれは修正しなければなりません。現象を正しく記述することは容易なことではないのです。理屈だけでは説得力がありません。また、科学的根拠のない実験も意味がありません。理論と実験は一体化して、科学技術が進歩していくものと考えています。重力発電に興味のある方は、実際に装置を組み立てて実験をしてみて下さい。よい結果が出たらご一報ください。
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2020年12月